ヤク山田 シーズン4本目先頭打者弾 球団34年ぶり4人目

[ 2014年7月9日 05:30 ]

<ヤ・中>中日に勝利し、山田(左から2人目)ら選手を出迎える小川監督(左)

セ・リーグ ヤクルト5-4中日

(7月8日 神宮)
 頼れるリードオフマンに成長した。ヤクルト・山田が初回、左中間に先制11号ソロ。球団では34年ぶり4人目となるシーズン4本目の先頭打者弾で勢いに乗った。

 5回には左中間席に運んで自身初の1試合2発。4年目の今季、交流戦で首位打者に輝くなど台頭著しい21歳は「まさか1試合2本も打てると思っていなかったのでびっくり」と照れた。

 1点を追う7回2死一塁では平凡な遊撃正面のゴロを放ち「アウトと思った」が、全力疾走で内野安打に。続く比屋根の左越え2点二塁打で逆転のホームを踏んだ。大技だけでなく俊足も生かして今季10度目の猛打賞。今季101安打とし、昨季の99安打を超え自己最多を更新した。小川監督は「山田の内野安打が一番大きい。あれで外野が前に出たから逆転につながった。非常に価値ある全力疾走だった」と絶賛した。

 ≪日本人では54年ぶり2人目≫山田(ヤ)が初回裏に先頭打者本塁打。今季先頭打者弾は4月16日巨人戦、5月6日広島戦、6月11日楽天戦に次いで4本目。ヤクルトの打者でシーズン4本以上の先頭打者弾は
 年  打 者 [本]表 裏
55 佐藤孝夫  6 2 4
60 佐藤孝夫  4 1 3
78 ヒルトン  8 5 3
80 パラーゾ  5 2 2
14 山田哲人  4 1 3
 山田は34年ぶり4人、5度目。日本人では佐藤に次いで54年ぶり2人目だ。

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2014年7月9日のニュース