中日・吉見 感謝の73球 5回3失点も白星は幻に

[ 2014年7月9日 05:30 ]

<ヤ・中>力投する吉見

セ・リーグ 中日4-5ヤクルト

(7月8日 神宮)
 中日は痛恨の逆転負けで5連敗となったが、エースの復帰が今後への明るい光となった。

 昨年5月7日の同じ神宮のヤクルト戦以来、1年2カ月ぶりの登板となった吉見が、5回6安打3失点。白星は幻となったが、随所に制球力を発揮し、復活を印象づけた。

 「この1年、いろいろあったんで、いろんな人への感謝と喜びを感じながら投げました」

 失点はいずれも失投をソロ本塁打されたもの。修正の余地はあるが、走者を出してからの要所では、丁寧にコーナーに投げ込む持ち味を出した。ブランクを考慮して1点リードの5回までの73球でマウンドを下りたが、今後に期待を抱かせるには十分だった。

 昨年6月に右肘の靱帯(じんたい)再建手術。長く苦しいトンネルを抜けた竜の19番が、大きな一歩を踏み出した。

 ▼中日・浅尾(7回2死から比屋根に逆転2点二塁打を浴び、吉見の白星を消す。スライダーが浮いたのかという質問に)そうですね…。

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2014年7月9日のニュース