オリ 必勝ローテで再奪首だ ソフトB戦第1戦西、第3戦金子

[ 2014年7月8日 05:30 ]

黙々とダッシュを繰り返す西

 前日6日に51日ぶりに首位陥落したオリックスが、必勝ローテーションで再奪回を狙う。

 8日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に備え、7日は神戸市内で投手練習を行った。8日先発の西は短距離ダッシュなどで汗を流し、「どこが相手でもやるべきことをやるだけ。監督の言うとおり、一戦一戦です」と気負いなく話した。

 鷹には12年4月19日から7連勝中と抜群の相性。12年10月8日には無安打無得点試合も達成し、今季も4月29日の対戦では7回2失点で白星を挙げた。特に、今回はモチベーションが別格。1日の楽天戦で両リーグ最速の10勝目を挙げたものの、5回4失点の内容に「こういう投球で、5回まで任せてもらったことを次の登板にいかさなければいけない」と、雪辱戦に燃えている。

 8日に西が勝てば、その時点で3日ぶりに首位奪還。だが、それだけではない。10日の第3戦には、予定通りエース金子が先発。防御率1位の金子(1・81)、2位の西(1・96)を投入して首位固めを図る。さらに、球宴に出場する2人は、球宴明け2カード目となる25日からのソフトバンク3連戦に再投入される予定で、7月の首位決戦に二枚看板をぶつけ、一歩も引かない構えだ。

 前日、西武戦に大敗した森脇監督は「こういう試合を許してはいけない。人は悪いものに慣れる習性がある」とチームを叱咤(しった)した。再出発するには絶好の天王山となりそうだ。

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2014年7月8日のニュース