異色野球漫画家流高校野球の見方 胸板で強さ判断、応援歌に注目

[ 2014年7月7日 07:30 ]

高校野球の日常を描いた漫画「野球部に花束を」

 5、6日に全国12地区で開幕したのを始め、13日までにほぼ全ての都道府県で熱戦の火ぶたが落とされる高校野球。地元のチームを応援する、プロ注目の選手の活躍をチェックするなど人それぞれ様々な楽しみ方があるが、一風変わった野球漫画「野球部に花束を」(秋田書店)の作者・クロマツテツロウ氏に高校野球をより楽しめるポイントを聞いてみた。

 「野球部に花束を」は野球部の日常を描いた作品。廃部寸前の野球部が甲子園へ、あるいは超高校級の球児たちがしのぎを削るなど特殊な設定が一切ない代わり、徹底的に普通の高校野球部員の日常を描く。“あるある本”ブームを作った「野球部あるある」(白夜書房)のイラストを描いたクロマツ氏らしく、「野球部はすぐにプロ野球で例える習慣がある」、「一年生にとって買い食いは7つの大罪の1つである」など高校野球のあるあるが織り交ぜられている。

 そんなクロマツ氏だけに、「(試合開始前の)整列を見て胸板の厚さで強さを判断」「丸刈りと髪が短くない高校の対戦だったら、応援するのは断然丸刈り」「応援歌が『必殺仕事人』のテーマ曲だと(前奏が長いので)初球はだいたい待つ」などマニアックな観戦ポイントを次々と披露した。

 さらに高校野球の地方大会は突っ込みどころが満載だとも言う。「ウグイス嬢のイントネーションがなまっていると気になる」「Yシャツ姿の部長がノックしていると違和感」「捕球後いかに足を早くベースから離すかということに酔っているファーストがいる」など甲子園では見られない地方大会ならではの見どころも語った。

 7月8日には「野球部に花束を」の3巻、8月8日には4巻が発売する。クロマツ氏は「ノスタルジーを味わえる作品。(野球部出身ではなくても)誰しもがどこかしらかする。元野球部員と接するバイブルとして楽しんで読んでもらえたら」とPRした。

 ◆クロマツ テツロウ 1979年11月17日生まれ。奈良・西の京高出身。高校時代は野球部に所属し、関本賢太郎(現阪神)擁する天理高と対戦し、関本の強烈なゴロをさばいたことも。

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