大谷、20歳誕生日に初2発!中田と初「ONアベック弾」も実現

[ 2014年7月6日 05:30 ]

<ロ・日>9回2死三塁から大谷はこの日2本目の2ランを放つ

パ・リーグ 日本ハム9-3ロッテ

(7月5日 QVC)
 格好良すぎるバースデー弾だ。5日に20歳の誕生日を迎えた日本ハム・大谷翔平投手が、ロッテ戦でプロ初となる1試合2発をマークした。「3番・DH」でスタメン出場し、初回に左翼席に今季4号となる先制2ラン。9回にも右翼席に弾丸ライナーの5号2ランを放った。チームは9―3でロッテに快勝。大谷の決勝アーチ、1試合4打点もともにプロ初。初ものずくめの「ワンマンショー」となった。

 この日が来るのを待っていたかのようだった。「ハタチ(20歳)の誓い」にしては派手過ぎる2発。それでも淡々と語る大谷の振る舞いは変わらなかった。「誕生日にホームランは記憶の中では初めて。凄くうれしい。勝ったので良かったけど、あしたもあるので切り替えていきたいですね」とは、すっかり大人のコメントだ。

 試合開始から数分後。バースデーソングで祝っていた左翼席に、大谷から「速達」でプレゼントが舞い込んだ。初回1死二塁。大谷は、初球の際どい直球を見送った。周囲にはこう漏らしていた。「バースデーソング流れますよね。1球目は待った方がいいですか?振ったらまずいですかね」。3球目。スライダーを待っていたところへ138キロ外角寄りの直球が来た。振り遅れながらも強振すると、芯で捉えた打球は左翼席に届いた。圧巻は5点リードの9回だ。2死三塁では「自打球(2球目)が当たったので、同じ所に攻めてくるかな」と内角直球を読み切ってフルスイング。打球は、右翼手が一歩も動かないほどのスピードで右翼席に飛び込んだ。19歳のバースデーは代打で三振に倒れたが、この日は決勝アーチ、1試合2発、1試合4打点。いずれも自身初体験に加え、初回に14号ソロを放った中田と初の「ONアベック弾」を実現させた。

 プロ2年目の今季は投手に軸足を置きながら、中軸に座る野手もこなす。休日でも外出を控えて黙々とトレーニングに打ち込む姿はチームメートも感心するほど。栗山監督は「配球や駆け引き、バッテリーの考え方を感じ取れなければ難しい。その部分では経験を生かして前に進んでいる」と打者・大谷としての2年目の成長、進化を評価。その一方で「冗談じゃなく三振している場合じゃない」と、8回に凡退した打席については真顔で反省を求めた。

 投手でここまで7勝、打っては5本塁打20打点。早くも昨年の3本塁打20打点を上回り、3位で踏ん張るチームを支える。「貯金も1になったしここからだと思う。(勝率)5割に戻らないようにしたい」。大人の大谷がもたらした約1カ月ぶりの連勝。背番号11の存在感はとてつもなく大きい。

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