ダル 敵地の風に泣く、初回2ラン被弾に「考慮すれば良かった」

[ 2014年7月5日 13:16 ]

<メッツ・レンジャーズ>帽子に手をやるレンジャーズ先発のダルビッシュ(AP)

インターリーグ レンジャーズ5―6メッツ

(7月4日 ニューヨーク)
 5イニングで94球、4失点で9勝目を逃したレンジャーズ先発のダルビッシュは、球場、相手が変わったスライド登板で苦しい投球となった。

 1点の援護をもらった初回、2死から同点打を浴び、デューダに真ん中に入ったカットボールを打たれ、左越え2ランを浴び逆転を許してしまう。2、3回はそれぞれ3人で片付け立ち直ったかに見えたが4回に追加点を許してしまった。

 前日のオリオールズ戦は、開始前に悪天候が予想されたため先発を回避、ボルティモアから列車でニューヨークに向かったが、車両トラブルに見舞われた。ホテルに到着したのは午前3時ごろとなりバタバタの移動となって万全のマウンドとはいかなかった。

 登板後、ダルビッシュは「風が強く、巻いていたので(使える)球種を探すのが大変だった。(初回の)本塁打も打ち取っていた」と語り、「風を考慮すれば良かった」と悔しさをにじませた。

 チームは一度追いついたが、終盤競り負けこれで6連敗。ダルビッシュは、前回6月28日のツインズ戦で8回零封して復活したかに見えたが、この日は登板機会のほとんどないインターリーグの敵地球場で風に泣く結果となった。

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