豪快打撃だけじゃない…村田 三塁守備でも首位快走に貢献

[ 2014年7月1日 08:35 ]

<巨人練習>キャッチボールする村田

 巨人の村田修一内野手(33)は今季三塁手としてチーム68試合に全て先発出場。ここまでリーグ最少の2失策と堅実な守備で巨人の首位快走に貢献している。中軸としての豪快な打撃も魅力だが、ミスの少ないグラブさばきも見逃せない。

 村田の守備は安定感がある。今季三塁手としての守備率は・986と高くバルディリス(D)の・966を抑えリーグ1位。失策は4月16日ヤクルト戦、同19日中日戦で1度ずつの計2度しかない。横浜入団2年目の04年から昨年まで10年連続で三塁手として2桁失策をしているが、今季はピリオドを打ちそうだ。もっとも、村田は横浜時代の10年に三塁手守備率・969でリーグ1位。今季もなら2度目になる。

 巨人の三塁手でシーズン守備率1位は意外に少なく、長嶋の3度を最多に5人(9度)。この中で全試合出場はおらず、村田が欠場なしに1位を維持すれば球団初めてだ。また、過去5人の失策内容をみると捕球ミス0はいない。今季村田の2失策はゴロを捕球した後の一塁への悪送球。痛烈な打球が襲うホットコーナーで、ゴロ捕球時のミスがないのだから驚く。

 味方投手との相性では、菅野の登板時に守りがさえる。投球リズムの良さもあるだろうが、今季守備に就いた15試合105イニングを無失策で通している。同投手は現在防御率1・71(1位)、勝利数8勝(1位タイ)と好成績。初タイトルを狙う菅野を村田が攻守両面で支えている。

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2014年7月1日のニュース