松井裕 侍21Uエースへ!平田監督が指名「いいもの持ってる」

[ 2014年7月1日 05:30 ]

昨年の18Uワールドカップで好投した松井裕

 日本野球機構(NPB)は30日、侍ジャパン21U(21歳以下)代表監督に阪神・平田勝男2軍監督(54)の就任を発表。11月7日~16日に台湾で行われる国際野球連盟(IBAF)主催の第1回21Uワールドカップに出場する。プロとアマの混成チームを率いることになった平田監督は「大変光栄なことで身の引き締まる思い。可能性のある若い選手が多く、非常に楽しみ」と語った。

 大黒柱になり得るのは大谷(日本ハム)と藤浪(阪神)だが、そろって同時期に開催される日米野球(11月12~18日)に出場するトップチームの小久保ジャパンに入る可能性が高く、平田監督は「松井裕はいいものを持っている。まだ勝っていないけど、今のままでは終わらないでしょう」とエース候補として楽天の高卒左腕に期待した。

 松井裕はここまで0勝4敗。制球難に苦しみ、プロ初勝利を挙げていない。それでも平田監督は素材を高く評価し、今後の活躍を見込んでいる。松井裕は桐光学園3年時の昨年、18Uワールドカップ(台湾)に日本代表のエースとして出場し、準優勝に貢献。「日本代表は最高のメンバー。目標としてやっていきたい」と話しており、その舞台も同じ台湾とあって前回の経験も生きてくる。

 「国際大会でいい経験をして、日本を代表する選手になるきっかけにしてほしい」と平田監督。今大会は3人まで登録が可能な23歳までのオーバーエージ枠があり、投手では菊池(西武)、大瀬良(広島)ら実績のある名前が挙がっている。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月1日のニュース