上原 完璧3人斬り いきなりの出番も「逆に良かった」

[ 2014年6月30日 05:30 ]

<ヤンキース・レッドソックス>1点差の9回に登板し、3人で片付け、勝利に貢献した上原(左)は捕手・ロスに迎えられる

ア・リーグ レッドソックス2―1ヤンキース

(6月28日 ニューヨーク)
 不思議な巡り合わせだった。レッドソックス・上原は、田中がナポリに痛恨の一発を浴びた直後にマウンドへ。ベルトランを三振、代打・イチローを中飛、マキャンを三振と完璧な救援を見せ、17セーブ目を挙げた。

 「2アウトから(ナポリの一発が)出るとは思っていなかったので、突然マウンドに行ったのが逆に良かった」。同点のままなら、登板しない予定だったという。今季唯一セーブ機会に救援失敗した22日のアスレチックス戦ではレスターの白星を消しただけに「借りがあったので勝ちが付いて良かった」と話した。

 そのエース左腕と田中の投げ合いには「リーグを代表する素晴らしい2人。こういう試合になったのも当然といえば当然」。緊迫した試合をしっかりと締め「まだ諦める状況じゃない」と地区4位からの巻き返しに向け、上位進出をにらんだ。

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2014年6月30日のニュース