マー君 16連続QS 並んだロジャーズと比較すると…

[ 2014年6月30日 05:30 ]

<ヤンキース・レッドソックス>好投も、味方の援護なく負け投手となった田中

ア・リーグ ヤンキース1―2レッドソックス

(6月28日 ニューヨーク)
 ヤンキース・田中とロジャーズのデビュー16試合を比較すると、田中が際立っているのが奪三振の多さと与四死球の少なさだ。

 ロジャーズは2桁奪三振が一度もなく、無四死球は1度しかなかった。また、田中はDH制のあるア・リーグでの到達であることも価値が高い。一方、23歳のルーキーだったロジャーズは、当時のスタンダードだった中3日での登板が16試合のうち10試合。完投が田中の3試合に対し、負け試合も含めて7度ある。

 ◆クオリティースタート◆ 先発投手を評価する基準の一つ。勝敗にかかわらず、6回以上を投げて自責点3以下に抑えれば、試合をつくり、先発の役割を果たしたと評価される。

 ◆スティーブ・ロジャーズ 71年にドラフト1巡目(全体の4番目)でエクスポズに入団。73年7月18日アストロズ戦でメジャーデビューし、シーズン最終登板の9月29日パイレーツ戦で5回1/3を4失点(自責3)で降板するまで16試合クオリティースタートを続けた。1年目は10勝5敗、防御率1・54。エ軍一筋13年間の右腕で通算399試合に登板し158勝152敗、防御率3・17。64歳を迎えた今は大リーグ選手会に勤務。

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2014年6月30日のニュース