山井 快挙の1年後に自己最多タイ7勝 またも同級生森野が援護

[ 2014年6月28日 17:28 ]

<神・中>7勝目を挙げファンの声援に応える山井

セ・リーグ 中日2―1阪神

(6月28日 甲子園)
 2試合続けて敵地での息詰まる戦いに中日・山井は粘り強く8回を98球、1失点に粘ってみせた。

 最後はベンチで一打サヨナラの場面を岩瀬が併殺打で切り抜けて7勝目を手にした。シーズン半ばで2010年のシーズン自己最多タイの勝利数に到達、ハーラートップの巨人・菅野、DeNA・井納にも1差に迫った。

 1年前のこの日はノーヒットノーランを達成した。試合後に山井は「きのう(27日)は同点(引き分け)で、勝ちたいという気持ちがあった。持ち味は出せた。粘り強く投げられた」と、笑みを見せた。3者凡退は2、7回だけだったが安打を許しても単打のみで6回のゴメスの適時打による1点に踏ん張った。

 1978年生まれの同級生、森野が8回に決勝打を放った。7日にもこのコンビで勝利を呼び込んでおり、山井は「頼りになる。チームを引っ張っていきたい」と称賛した。

 29日に勝てば3位浮上、5割復帰となる。さらにその上はまだまだ遠いが、無傷の右腕がAクラスを射程にとらえる最高のパフォーマンスを見せた。

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