成瀬 登録抹消 結婚幸せ&復活ムード一転…左肩違和感

[ 2014年6月25日 08:34 ]

左肩違和感で登録抹消される成瀬(奥)

 ロッテの成瀬善久投手(28)が左肩の違和感を訴え、25日に出場選手登録を抹消される。成瀬は23日のヤクルト戦(神宮)で7回2失点で5勝目を挙げ、試合後に鹿児島県出身の一般女性(27)との結婚を発表した。ところが、祝福ムードからわずか1日で状況は一転し「せっかく(1軍に)上げてもらって投げたのに、自分にとっても悔しい」と無念さをにじませた。

 この日、成瀬は神宮の室内練習場でキャッチボールを行った。ファンから「おめでとう」と声を掛けられる場面もあったが、ヤクルト戦(神宮)が雨天中止となった伊東監督は練習後に「17番(成瀬)を抹消します。肩にぴりっときた。キャッチボールをしたら引っかかると本人から申し出があった」と切り出した。

 川越投手コーチによると、前日の試合中に左肩に違和感を感じ、当初は8回まで投げる予定だったが、大事を取って7回、95球で降板したという。1日様子を見たが、回復は見られず、成瀬は「(1軍で)投げたい気持ちはあったが、中途半端でチームに迷惑を掛けたくない」と語った。

 今季は5年連続で開幕投手を務めたが、8日の巨人戦(東京ドーム)で1回4失点KOで2軍落ち。前日が復帰登板で、1カ月ぶりの白星だった。昨季も左肩痛の影響で6月下旬から約3カ月間、長期離脱しているが、成瀬は「去年とは違うところ」と説明。重症ではないとみられ、首脳陣は7月8日からの9連戦での復帰を見込んでいる。

 それでも、復活したはずのエースがまさかの緊急離脱。先発の駒不足に悩む中、伊東監督は「また、ローテーションをつくり直さないといけない」と頭を抱えた。

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2014年6月25日のニュース