ダル「完全にドヤ顔していたが」今季導入の規則に泣く

[ 2014年6月24日 05:57 ]

<エンゼルス・レンジャーズ>初回、中堅からの返球がそれ、カバーしたダルビッシュが本塁へ送球する

ア・リーグ レンジャーズ2―5エンゼルス

(6月22日 アナハイム)
 去年までなら会心のプレーだった。ダルビッシュのドヤ顔が、新ルールの前に凍りついた。「練習の成果を出せて、完全にドヤ顔していたんですが…。セーフになり凄く残念」と肩を落とした。

 初回1死一塁。プホルスに中前打を打たれ、スタートを切っていた一塁走者は三塁へ。中堅から本塁への返球が三塁側にそれると、一気に本塁を狙った。カバーしたダルビッシュはこぼれた球に飛び付き、反転して本塁へ送球。一度はアウトとコールされたが、ビデオ判定の結果覆り、捕手の走路妨害で先制点が認められた。脳振とうが続くなど不要な本塁上の衝突を避けるため、今季から導入された規則だった。

 この後、4回に4失点するなど本来の投球は影を潜めた。勝負に「もしも」はないが、本人も初回に判定が覆らなければ「(投球が)変わっていた」と悔しがった。6回を5失点で4敗目。チームは5連敗、借金5といずれも今季ワーストだ。自己ワーストタイの7点を失った前回17日のアスレチックス戦に続き、連敗を喫したエースは「前回完全にフォームが崩れていたが、修正できなかった。納得いく球を投げられなかった」と投球自体への反省も口にした。

 ▼レンジャーズロン・ワシントン監督(捕手の走路妨害での得点に抗議して退場となり)捕手は本能的に動いたのであって、わざと本塁ベースをブロックしたのではない。

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