ソフトB 交流戦連覇へ猛打連勝!G2連破で逆転だ!

[ 2014年6月21日 05:30 ]

<ヤ・ソ>ヤクルトに勝利し、ジャンプして喜ぶ松田(左)と今宮

交流戦 ソフトバンク9―6ヤクルト

(6月20日 神宮)
 交流戦史上最強打線で、巨人投手陣を根こそぎ粉砕する。ソフトバンクは20日、ヤクルトと対戦。3回に交流戦首位打者の柳田悠岐外野手(25)の先制2点適時二塁打など8長短打を集めて一挙7点を奪い、序盤で勝負を決めた。これで交流戦のチーム打率は驚異の・303で、貯金も今季最多の15。21日からの巨人戦(東京ドーム)に連勝すれば、2年連続5度目の交流戦優勝が決まる。

 携帯電話でも「つながりやすさNo・1」を標ぼうするソフトバンク。打線も同様だ。3回に四球を挟んだ7連打、6者連続得点など打者一巡の猛攻で一挙7点を奪った。もはや「フリー打撃」状態で、ヤクルト先発・古野をこの回途中でKOした。

 「ボールは振らないように。打てる球を振ろうと考えていた。今はしっかり見極めができている」

 核の一人はそう語る柳田だ。3回も無死一、二塁で左翼線へ先制の2点二塁打を放った。フルスイングが魅力の左の長距離打者だが、外角球を逆らわず反対方向へはじき返した。

 右大臀(でん)筋肉離れで戦列を離れている内川に代わる3番打者として、穴をきっちりと埋めている。交流戦で12球団トップの打率・395以上に、堅実に出塁する姿が目立つ。この日の午前中、松田らと東京ドーム内の野球殿堂博物館を訪れた。王貞治球団会長のコーナーに立ち止まり「王さんは三振が少ない(歴代17位の通算1319)」。この日も3~5打席目は四球を選び、無安打だった19日も3四球。5月15日から26試合連続出塁と打線を支えている。

 打線は計18安打を放ち、チーム打率は・303。これまでの交流戦最高打率は06年のヤクルトが記録した・301で、それをもしのぐ。21日からは交流戦首位の巨人と最後の2連戦に臨む。「まずはあした、あした」と秋山監督。1敗でもすれば優勝を逃すことになる「負けられない」戦いに、勢いに乗りまくった打線が挑む。

続きを表示

2014年6月21日のニュース