田中 京大史上初の代表入りアピール!MAX149キロ連発

[ 2014年6月21日 05:30 ]

大学野球日本代表候補合宿・紅白戦に登板した京大の田中

 ハーレム国際大会(オランダ、7月11日開幕)に出場する大学日本代表選考合宿が20日、神奈川県の相石ひらつか球場で始まった。51人が参加し、紅白戦では京大・田中英祐投手と名大・七原優介投手(ともに4年)の国立大コンビが実力をアピールした。合宿は3日間行われ、22日に代表24人が発表される。

 猛アピールだ。京大史上初の代表入りを目指す田中英は紅白戦に白組の4番手で登板し、2回2安打無失点。自己最速を1キロ更新する149キロを連発し「今できる最善の準備をしてきた。できることは全部やった」と納得の表情を見せた。

 日米14球団のスカウトが見守る中、いきなり連打されたが立大・大城をフォークで併殺。国学院大・柴田を149キロで三飛に仕留めた。2イニング目には1死一塁から明大・高山を三邪飛、慶大・谷田を遊飛に抑えた。文武両道で練習時間が少ない環境の中、強豪私大の打者に堂々の投球。ドジャースの大慈彌功日本担当部長からも「京大の選手がこんな良い投球をするとは」と高く評価された。

 指揮を執る善波達也監督(明大)は「投げっぷりも非常に良かったし、もう1回見てみたいと思った」と話し、合宿最終日に中1日で紅白戦再登板の可能性を示唆した。24人のうち投手は8~9人を選出予定。阪神などから今秋ドラフトの候補に挙げられている右腕は、「僕が侍のユニホームを着ているのは想像できないが全力を尽くしたい」と意気込んでいた。

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