ドジャース カーショーがノーヒットノーラン、同僚ベケットに続いた

[ 2014年6月19日 14:37 ]

ノーヒットノーランを達成したドジャースのカーショー(AP)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(26)が18日、ロサンゼルスでのロッキーズ戦で無安打無得点試合を達成した。同僚のベケット投手が5月25日に達成したのに続いて今季2人目。

 打者28人に失策のランナーを許しただけで、15三振を奪い自身初の快記録を達成した。

 カーショーは、6回まではパーフェクト投球。7回の先頭打者のディッカーソンの遊ゴロをラミレスが失策し走者を出した。この試合で走者を出したのは、この1人だけだった。

 ドジャース史上22人目のノーヒーッターで、1シーズンで2選手がノーヒットノーランを達成するのは1956年のアースキンとマグリー以来58年ぶり2度目のこと。ロッキーズ相手に無安打無得点試合を達成したのは96年9月の野茂英雄(ドジャース)以来。

 カーショーは「驚いているよ。ベケットがどうやったらノーヒットノーランができるのか教えてくれたから、とても感謝しているよ」と冗談交じりに語っていた。試合は8―0でドジャースが快勝。カーショーは7勝目(2敗)をマークした。

 メジャー7年目のカーショーはこれまで2回サイ・ヤング賞を獲得している本格派左腕で、昨オフには投手史上最高の2億1500万ドル(約223億6000万円)でドジャースと7年の契約延長をした。4年連続で開幕投手を務めたが、今季はオーストラリアでの開幕戦で勝ち投手になった後に背中の張りを訴え、メジャー7年目で初めて故障者リスト入りし、5月6日に約1カ月半ぶりに戦列に復帰していた。

 ◆クレイトン・カーショー 1988年3月19日、米テキサス州生まれの26歳。06年ドラフト1巡目でドジャース入り。11年は21勝(5敗)で最多勝、防御率、最多奪三振の3冠。13年も16勝(9敗)で投手2冠(防御率、最多奪三振)を獲得し2度目のサイ・ヤング賞を獲得。1メートル91、102キロ。左投げ左打ち。

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