西岡 右打席でも快音 復帰後初、和田監督の前で全開アピール

[ 2014年6月18日 07:10 ]

<神・楽>初回無死、西岡は右前打を放つ

 阪神・西岡が17日、楽天とのファーム交流戦(鳴尾浜)に「1番・DH」で先発出場し、実戦復帰後初めて右打席に立った。

 浜矢から第1打席に右前打。第2打席には四球を選び、直後の黒瀬の打席で二盗も成功させた。和田監督が直接視察する中で、全開ぶりを披露。本人は「まだまだ」と話すにとどめたが、指揮官は「右は(調整が)遅れていると聞いていたんだけど。試合勘を取り戻すのが早い」と順調な調整ぶりに安堵(あんど)の表情を見せた。

 右前打は浜矢の外角直球を逆らわずに逆方向へ。1死後に捕手・小関からの一塁けん制で憤死したが、大きい第2リードから瞬時の反応で帰塁する姿はコンディションが万全に近づいている証拠。左右の第一肋骨(ろっこつ)骨折などからの復帰となるだけに、和田監督も「(とっさのヘッドスライディングなどは)今の段階ではまだだろうから」と解釈。「もう少し(実戦を)こなさないとね」と、慎重に1軍への招集時期を見定めていく方針だ。

 5回の第3打席にはフェンスギリギリまで飛ばす左飛。西岡は「とらえきれていないですね」と不満顔を浮かべながらも、打つことに関してはもう何の違和感も感じさせない。

 18日の同戦も「1番・DH」で先発予定。虎党が待ち望む「その日」は、確実に近づいてきている。

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