オリ西 火ダルマ6失点 ここまで全て2失点以内が…

[ 2014年6月18日 05:30 ]

<巨・オ>5回、阿部に3ランを浴び降板する西(左から3人目)

交流戦 オリックス0―8巨人

(6月17日 東京D)
 阿部の特大弾に、東京ドームが大歓声に包まれた。マウンドのオリックス・西は、うつろな目で見送るしかなかった。

 今季ワースト失点となる5回途中6失点KO。12球団トップの9勝、防御率1・08で臨んだ右腕だが、「チームを助ける投球ができなかった。(首位攻防戦の)気負いはなかったが、慎重になりすぎた。申し訳ないです」と肩を落とした。

 ここまで11試合に登板し、全て2失点以内に抑えてきたが、4回には6本の長短打で3失点。捕手の伊藤は「巨人が変化球に合ってきていると思って、西と話して配球を変えた」というものの、好転することはなかった。5回、阿部の3ランで早くも終戦ムード。今季は火曜日に負けなしの9連勝中で、そのうち8度は西が勝ち星をつけていたが、予想外の火だるまとなった。

 打線も意気消沈し、今季6度目の零封負け。これで交流戦の自力優勝がなくなり、巨人戦は一昨年から1分けを挟んで7連敗となった。森脇監督は「試合は完敗だった。巨人戦は明日が最後なので、明日こそ爆発すればいい」と、チームを鼓舞した。18日の先発は金子。5月31日の対戦で、9回無安打無得点に抑えたエースに希望を託す。

続きを表示

2014年6月18日のニュース