ゴメス 日本ハム戦で史上最速11球団本塁打狙う!

[ 2014年6月17日 05:30 ]

11球団最速弾を狙うゴメス

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が17日からの日本ハム2連戦(甲子園)で新記録をめざす。日本ハムを除く10球団から本塁打を放っており、今回11球団制覇となれば09年の中日・ブランコ(現DeNA)の67試合を抜く、1年目の外国人選手としては史上最速での達成となる。18日の先発予想は大谷翔平投手(19)で、最速160キロの速球をエジキにするかもしれない。

 本塁打か、空振り三振か――。そんな力と力の勝負を見てみたい。あす2戦目の日本ハムの先発予想は二刀流の注目右腕、大谷。最速160キロの超速球を自慢のフルスイングでとらえてみせる。

 「100マイル(約161キロ)のスピードボールを投げる? いいピッチャーだと思う。でも、だから特別、特にはない。打席に入って、しっかり打てるボールを打ちたい」

 12日のロッテ戦(QVCマリン)で放った今季12号で、11球団制覇にリーチをかけた。残るは日本ハムだけ。しかも、きょう65試合目、あす66試合目での達成となれば、09年のブランコの67試合目を抜いて1年目の外国人選手としては史上最速となる。

 初戦の先発は1日の札幌ドームでも対戦した右の上沢で、三振と右中間二塁打の記録が残る。大谷との初対戦を前に、1日早い記録達成の可能性も十分。ここまで12本のうち、11本が右投手からで本塁打確率は決して低くはないからだ。

 「しっかりと自分の仕事をするだけです」

 中軸を打つ一人として、チーム全体の流れもみる。27日からのリーグ戦再開へ向け、交流戦を何とか勝率5割フィニッシュしたい。甲子園での残り4試合(21、22日は楽天戦)を全勝が条件だ。和田監督も「もちろん、そのつもりでやる。最後の締めの4試合。なんとかいい形でリーグ戦に戻りたいね」と語気を強めた。

 上沢、大谷をKOするような4番打者の一発を、和田監督は願っている。「最後の週は、どこのチームも日程的に楽になるし、ほとんどエース級でくると思う。そういう投手を打ったり、勝ったりして初めて4連勝できる」

 球場別に見た12本の内訳も甲子園が6本(その他6本)、球種別でも直球が7本(変化球5本)とデータは偏ってはいない。要は160キロだろうがキレのある変化球だろうが、自分のスイングをして当たればどこまでも飛ばす自信はある。記録更新の一発はまた、チームにも勢いをもたらしてくれる。

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2014年6月17日のニュース