楽天 痛い逆転負け「1―0で動いて」失った勝負の流れ

[ 2014年6月16日 08:11 ]

<楽・巨>9回2死二塁、村田の打球は牧田(右)と後藤の間にポトリ

交流戦 楽天2―3巨人

(6月15日 コボスタ宮城)
 流れは不思議だ。ささいなことで変わる。痛い逆転負けを喫した楽天。完封ペースの則本が連打を浴びた9回に、象徴的なシーンがあった。

 1―2と逆転されて2死二塁。巨人・村田の一打は遊撃後方へ高く上がった。左翼手・牧田は全速で前進し、遊撃手・後藤も背走する。両者が一瞬顔を見合わせ、打球はスライディングキャッチを試みた牧田の前に落ちた。「後藤さんは捕れないように見えて僕が声を掛けて行った。でも、任せればよかったかもしれない」。逆風に押し戻された打球。結果的には落下点まで間に合わなかっただけに、牧田は自らの判断を悔やんだ。

 微妙な打球を捕れずに高価な3失点目。流れが巨人へ傾いたのは明らかだった。牧田は元楽天監督の野村克也氏の言葉を思い出したという。「1―0の試合で動くと流れが変わることがある」――。ベンチは8回に先制弾を放ったボウカーを下げ、9回に牧田を守備固めに送った。逃げ切るための当然の策だ。ただ、その直後に逆転劇は起こり、試合を決めた微妙な一打は代わった牧田の前に飛んだ。この試合で楽天唯一の選手交代が流れを変えたとしたら、皮肉と言うしかない。

 ▼楽天・米村外野守備走塁コーチ 確かに風もあったけど、顔を見合わせてたし、両方(の判断ミス)だな。後ろの打球なら捕るのは(前に来る)レフトだろうね。

 ▼巨人・村田(9回に幸運な左前打で貴重な3点目)高めに来たらいってやろうと思っていた。みんなでつないで勝てたのが大きい。則本は本当にいい投手です。(9回は)勝ちたい気持ちが強く出たのかな。

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