大引 主将らしく自分の一発より「みんなの勝利」強調

[ 2014年6月14日 23:00 ]

<日・ヤ>お立ち台でポーズ取る日本ハム(左から)大引、石川慎

交流戦 日本ハム7―6ヤクルト

(6月14日 札幌D)
 連敗を2で止めた日本ハム。打線を引っ張ったのは5月7日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来となる3番に入った大引だ。

 2―2の3回、先頭の近藤が三塁打を放ち無死三塁。ヤクルト先発・八木から中前にはじき返した。「近藤が面白い顔をして三塁まで走ってくれて楽な気持ちで打席に立てた」とチームメートを茶化して笑わせた。

 「(4回に)エラーをして藤岡に迷惑をかけたので何とかしたいと思った」と言う5回には右翼ポール直撃の4号ソロ。だが、自分の打撃を誇るより「後ろに中田がいるという安心感で打席に立てた」と持ち上げる。そして「みんなの勝利」「投手が苦しい中でも一生懸命投げた」「(2回で降板した)中村も次はやってくれる」とキャプテンらしい言葉が続いた。

 ヒーローインタビューの最後には「(サッカー日本代表の)ワールドカップを見てからでも十分間に合うのでスタンドを埋めてください」。パ・リーグ1位の得点圏打率・429(13日現在)を誇るクラッチヒッターは、ファンへのアピールも忘れなかった。
 

 

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