7年目の西武・藤原が初勝利「やっとお立ち台に立つことができた」

[ 2014年6月13日 21:27 ]

<西・広>7年目でプロ初勝利をあげ、お立ち台で涙ぐむ藤原

交流戦 西武7―0広島

(6月13日 西武D)
 プロ7年目の西武・藤原良平(28)が、プロ2回目の先発で5回1/3、103球を投げ3安打、無失点と好投しうれしいプロ初勝利を物にした。

 目に光るものがあったが、ちょっとはにかんだような笑顔でお立ち台に上った藤原は「ちょっと、何といっていいかわからないんですけど…プロに入って7年目、やっとお立ち台に立つことができてすごくうれしいです」と語った。

 5月26日の広島戦でプロ初先発も、この時は5回2/3、4失点で負け投手となっていた。「同じ相手に2回やられるのはイヤなんで、どうしても今日は勝ちたかった」と藤原。「先発したなら、もうちょっと長いイニングを投げなければ…そこが悔いが残ります」と反省したが、田辺監督代行は3連勝をもたらしてくれた右腕を「意外と言ったら悪いけれど、予想以上の働きをしてくれた。試合前に『ゲームを作ってくれ』と念を押したが、本当にいいピッチングをしてくれた」とねぎらった。

 お立ち台でしっかりとウイニングボールを握りしめた藤原は「いつも投げているボールと一緒ですけど…うーん、うれしいです。中継ぎでやる1勝より、先発で勝ち取った1勝というのは、ボクにとってはすごい自信になりますし、これからどんどん勝ちに貢献したい」とかみしめるように語り、ボールは体調を崩している父親にプレゼントすると明かした。

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