岩瀬まさか…３点リードの９回に４失点、中日サヨナラ負け

＜ソ・中＞９回２死満塁、中村に２点適時打を浴びマウンド上に集まる中日ナイン

交流戦 中日３―４ソフトバンク

（6月12日 ヤフオクＤ）
　悪夢のような結末だった。３―０の９回、満を持して登板した中日の守護神・岩瀬がまさかの大乱調。２死満塁から中村の左翼線二塁打で２点を返されると、なお二、三塁で今宮に左中間にサヨナラ２点二塁打を浴びた。

　「（満塁にした）四球もだし、先頭打者のヒットもダメだった…」

　昨年８月２４日の阪神戦以来１年ぶりの４失点となった左腕は、虚ろな表情で言葉を絞り出した。持ち前の制球力を発揮できず、若く思いきりバットを振ってくるソフトバンク打線に痛打された。就任後初のサヨナラ負けとなった谷繁兼任監督も「岩瀬で負けたということ。それ以上ない。人間のやることですから」と言うしかなかった。