大体大、金藤元監督告別式の日に白星届けた 庄野が先頭弾

[ 2014年6月13日 05:30 ]

<大体大・立命館大>初回、先頭弾を放った庄野(右)を笑顔で迎える中野監督

全日本大学野球選手権大会第3日 大体大4―1立命大

(6月12日 東京D)
 2回戦4試合が行われ、大体大は立命大に4―1で勝利し、9日に死去した元監督の金藤晃裕(かねとう・あきひろ)氏(享年55)に白星を届けた。

 鮮やかな先制パンチだった。大体大は初回に先頭の庄野が4球目のスライダーを右翼席上段へ豪快に運ぶと、3番・藤原も同じくスライダーを右翼席へ。立命大・西川を13球でKOした。

 打線の援護を受けたエース酒居は3回にボークで1点を失ったが、153球を投げ5安打完投勝利。優勝した06年以来、8年ぶりの8強進出を果たした。9日には元監督の金藤晃裕氏=写真=が急性骨髄性白血病のため、55歳で死去。告別式とこの日の初戦が重なったが、浪商(現大体大浪商)の同級生でもある中野和彦監督は「高校からの親友でしたから。何とか1勝したかった」と涙ぐみながら話していた。

 ▼立命大・東(初回に緊急登板。6回1/3を投げ6安打1失点)緊張せずに投げられた。秋は先発できるようにスタミナをつけたい。

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2014年6月13日のニュース