福留、無期限2軍調整…和田監督も我慢限界「一度作り直す」

[ 2014年6月11日 05:30 ]

阪神・福留

 阪神・福留孝介外野手(37)が10日、打撃不振のため出場選手登録を抹消された。昨季に日本球界に復帰し不振で2軍落ちするのは初めて。2年目の今季は復活を期待されながら、打率・188、2本塁打、9打点と低迷。首脳陣は期限を設けず、2軍戦に出場させて復調させる方針を明かした。代わって、柴田講平外野手(27)が昇格する。

 和田監督がついに決断した。この日、開幕から打撃不振が深刻だった福留を出場選手登録から外すとともに、無期限で2軍調整させる考えを明かした。

 「1度作り直す。こちらでもあらゆる努力、準備をしていたけどね。すぐに(1軍に)上がってほしいのは間違いないけど、それでは(今までと)同じことの繰り返しになる。まず状態を上げてもらう。とにかく打席に立ってね。このままではズルズルといってしまうから」

 我慢強く復活を待ち続けていたが、限界だった。3月30日の巨人戦で守備中に西岡と激突するアクシデントもあったが、2度の首位打者を獲得するなどした姿にはほど遠く昨年に続いて低迷。6月に入り、初の先発出場した7日のオリックス戦も、3打数ノーヒットに終わっていた。

 11日からはウエスタン・中日戦(ナゴヤ)を戦う2軍本隊に合流するが、見通しは甘くない。黒田ヘッドコーチも「(10日間で昇格かと問われ)そんなことはない。2軍の試合で(状態を)上げていく」と説明。指揮官同様、ファームでの完全復活を再昇格のノルマとした。

 和田監督が「打席に立つ数が減っている。ベンチにいても調子は上がってこない」と補足したように、福留抹消に至った背景には若手選手の台頭もあった。2年目を迎えたPL学園の後輩・緒方が急成長。7日のオリックス戦でプロ1号本塁打を放つなど、20試合で打率・293の活躍を見せている。5年目の田上も8日に昇格すると、前日9日ソフトバンク戦(甲子園)で中前打し31試合で打率・296の成績を残す。今成を右翼で起用する方針もあり、守備力は魅力だが、打撃成績が伴わない福留を1軍では思うように起用できないのが実情だ。

 1軍復帰は約束されておらず取り巻く状況は厳しいが「絶対に必要な選手。勝負どころで必要になってくるからね」と指揮官は復調を信じてやまない。今回の決断が「吉」と出ることを願うしかない。

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