岩隈 “らしく”4勝!次回ついに実現、マー君いざ勝負!

[ 2014年6月6日 05:30 ]

<ブレーブス・マリナーズ>7回を6安打無失点で4勝目を挙げたマリナーズ・岩隈(AP)

インターリーグ マリナーズ2―0ブレーブス

(6月4日 アトランタ)
 マリナーズの岩隈久志投手(33)が4日(日本時間5日)、ブレーブス戦に先発し、7回を6安打無失点に抑え4勝目を挙げた。自身2連敗で迎えた登板で、無四球投球とらしさを取り戻した。次回登板は10日(同11日午前11時10分開始)に本拠地でのヤンキース戦が濃厚。順当なら田中将大投手(25)も先発見込みで、かつての楽天エースの投げ合いが舞台を米国に移して実現する。

 持ち味を存分に発揮して、無四球無失点でまとめた。「やっと自分のピッチングができた」と4勝目を振り返った岩隈は、ついに実現が迫ったその瞬間を待ち望んだ。

 「凄く楽しみです。コンディションをしっかり整えて、いい状態で臨みたいです」

 次回10日(日本時間11日)のヤンキース戦は、楽天の後輩だった田中との投げ合いが実現する可能性が高い。田中は5日(同6日未明)のアスレチックス戦に先発し、問題がなければ中4日で10日のマリナーズ戦に登板する。日本人投手の先発対決が実演すれば、昨年6月25日にレンジャーズ・ダルビッシュと、ヤンキース・黒田が投げ合って以来、12度目。ただし、日本時代にチームメートだった投手同士の対戦は初めてとなる。

 岩隈は最高の手応えをつかんだ。4度も先頭打者に安打で出塁されたが、そこから粘って得点を許さなかった。初回と2回はともに得点圏に走者を背負ったが「先制点を与えずに粘り強く投げられた。そこから乗って投げられるようになった」とリズムをつかんだ。

 連敗した前2試合は、いずれも2本塁打ずつ浴びた。前回までの2試合とは違い「左足をしっかり踏み込んで腕が振れた」と話し、低めへの制球を徹底した。証明するように、奪った三振を除く14アウト中、12個がゴロによるもの。フライアウトはわずか2つだった。

 田中とは09年WBCでもチームメートとして米国で戦い、侍ジャパンの2連覇に貢献。楽天時代にともに過ごした5年間では、1度も開幕投手の座を譲らなかった。海を渡って迎える初対決へ。先輩は1日早く、盤石の投球を見せつけた。

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2014年6月6日のニュース