ドン・ジマー氏死去 83歳 メジャー4球団で監督、東映でもプレー

[ 2014年6月5日 12:05 ]

タイガースとの米大リーグオープン戦で、本塁打を放った松井秀喜選手を迎えるヤンキースのジマー・コーチ(右)。中央はトーリ監督=2003年3月

 米大リーグの4球団で監督を歴任し、カブスを地区優勝に導いた1989年にナ・リーグ最優秀監督に選ばれたドン・ジマー氏が4日、死去した。83歳だった。同氏がシニアアドバイザーを務めていたレイズが発表した。AP通信によると、4月に心臓手術を受け、フロリダのリハビリセンターで療養していた。

 ジマー氏はメジャーの内野手として54~65年にプレーし、ドジャースでワールドシリーズ制覇を2度経験。66年はプロ野球東映(現日本ハム)に所属し、9本塁打を記録した。72年にパドレス監督となり、レッドソックス、レンジャーズ、カブスでも指揮を執った。

 96年からはヤンキースのベンチコーチとしてトーリ監督を支え、松井秀喜が入団した2003年まで務めた。小柄ながら愛嬌のある風貌で人気を博し、愛称は「ポパイ」だった。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月5日のニュース