松坂 今季2度目先発も…制球に苦しみ5回途中4失点、3勝目ならず

[ 2014年6月5日 11:16 ]

カブス戦の1回、捕手レッカーと話すメッツの松坂(AP)

ナ・リーグ メッツ4―5カブス

(6月4日 シカゴ)
 メッツの松坂大輔投手(33)は4日(日本時間5日)、カブス戦で今季2度目の先発を果たしたが、4回1/3で88球を投げて4安打4失点、2三振5四球で降板。3勝目はならなかった。チームは4―5で逆転負けし、2連敗となった。

 中継ぎで1回を無失点に抑えた5月31日のフィリーズ戦から中3日。「言われたところで準備するのは(救援と)変わらない。先発の準備をするだけ」と話していた松坂だったが、3点の援護をもらった1回裏に早くも失点してしまう。

 1死から2番ルジアーノにスライダーを打たれて左二塁打、続くリゾは歩かせて1死一、二塁のピンチを招き、4番カストロに速球を右前に運ばれて失点。なお一、三塁からシューホルツの一ゴロの間に2点目を失った。

 2回は立ち直って下位打線をいずれも140キロ台の直球で二飛、左飛、右飛に打ち取って計6球で終え、3回は2つの四球を与えるも無失点でしのいだ。4回は1死からコグランにスライダーを捉えられて右翼線への三塁打、続くオルトは歩かせて1死一、三塁のピンチも、ベーカーを3ボールから146キロの直球で遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 5回は先頭の代打バーニーをカットボールで空振り三振に斬ったが、ボニファシオにカーブを打たれて中前打、ルジアーノにはストレートの四球を与え1死一、二塁としたところで左腕イブランドと交代。リードを保ってこの回を投げ切れば勝利投手の権利を得ることができたが、あとアウト2つでマウンドを降りた。イブランドは連打を浴びて4―4の同点に追いつかれ、3番手のファミリアが暴投で勝ち越し点を許した。

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