藤浪 4勝目 前夜の悪夢振り払った 虎打線11安打9点援護

[ 2014年6月4日 21:21 ]

<楽・神>楽天打線相手に力投する藤浪

交流戦 阪神9―1楽天

(6月4日 コボスタ宮城)
 阪神の藤浪が楽天戦に先発し、自責点0ながら7回を6安打1失点で4勝目を挙げた。

 序盤から150キロ台を連発した。初回、自己最速タイ156キロ直球で2番・西田から空振り三振を奪うなど上々の立ち上がりにみえたが、2死から岡島を四球で歩かせるとジョーンズの投ゴロを一度、握り直しあせって一塁へ悪送球。ノーヒットで先制された。

 前夜、チームは3―0の9回に悪夢の逆転サヨナラ負けを喫したばかり。嫌な流れだったが、2回に打線が3点を奪って逆転すると、右腕は落ち着きを取り戻した。4回には満塁のピンチを招くも藤田を一ゴロ。6回には安打と味方の失策による一、二塁で代打・ボウカーを中飛に打ち取った。中盤以降は緩急をつけ、楽天打線に的を絞らせなかった。

 結局、許した得点は初回自らの悪送球による1点のみ。125球を投げ7回を6奪三振の6安打1失点(自責0)で4勝目を飾った。

 打線は2回に俊介の左前適時打で同点とすると、鳥谷の右前2点適時打で勝ち越し。3回にもルーキー梅野の左中間2点二塁打などで4点を挙げ、藤浪を援護。6回にも鳥谷の2ランと11安打で9点を挙げて快勝。チームは今季30勝目を挙げた。

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2014年6月4日のニュース