浜田　中日初の初先発から４戦全勝へ「勝つ気でいく」

＜中日練習＞ダッシュで調整する浜田

　中日２年目の浜田が「恩師超え」で球団史を塗り替える。３日のロッテ戦（ＱＶＣマリン）に先発する左腕は、５月７日の阪神戦（ナゴヤドーム）のプロ初先発からここまで３戦３勝。中日の１０代投手では、現在指導を受ける近藤投手コーチ以来２人目のことで、３日に勝てばドラフト制以降では、球団史上初の初先発から４戦全勝となる。

　「近藤さん以来ということは報道とかで聞きました。もちろん、あしたも勝つ気でいくので、しっかり投げたい」

　２日は敵地での練習で汗を流した１９歳。ロッテとは昨年３月２４日のオープン戦（ナゴヤドーム）で１度、対戦しており、１回を２安打無失点。ただ、高卒新人だった当時とは自身の状態が違う。「去年投げているんでイメージはある。これまで通りしっかりと腕を振って、真っ向勝負したい」と表情を引き締めた。

　１年目は１軍登板なしに終わり、同学年の阪神・藤浪、日本ハム・大谷と差をつけられた。今季はここまで藤浪の３勝、大谷の４勝と互角の争い。チームに新風を吹き込んだ「浜ちゃん」の快投に期待だ。