ソフトB松田 延長12回幻弾ドロー 疲労困ぱい5戦中4戦延長

[ 2014年6月2日 05:30 ]

<ソ・ヤ>引き分けに終わりベンチに戻る松田(右)と本多

交流戦 ソフトバンク3-3ヤクルト

(6月1日 ヤフオクD)
 またも延長でお疲れドロー。ソフトバンクは1日、ヤクルト戦(ヤフオクドーム)で延長12回、5時間17分の戦いの末に3―3で引き分けた。同点の12回には、松田宣浩内野手(31)が中堅へ大飛球を放ったが、ビデオ判定の末に二塁打となった。最近5試合で4試合が延長戦で試合時間は合わせて23時間15分…。延べ31人の投手をつぎ込みながらも攻撃で決め手を欠き、1勝2敗2分けと勝ちきれない試合が続いている。

 右腕を突き上げ一塁ベースを回った松田が二塁手前で慌てた表情になった。バックスクリーンに吸い込まれたと思った打球がグラウンドに戻ってきたからだった。

 「ボールが見えなくなったから入ったと思ったんだけれど…。本当は三塁まで走らないといけなかったのかもしれないが(ボールの行方が)分からなかったから」

 すでに試合時間が5時間を超えていた延長12回裏1死だった。ここまで2安打していた松田に打席が回ってきた。フルカウントからの6球目、144キロ直球がど真ん中に入ってきた。フルスイングすると打球はバックスクリーンに向かって一直線に飛んでいった。スタンドの鷹ファンから沸き上がる大歓声。松田がサヨナラ弾と思い込んでしまった。

 しかし、ビデオ判定の末に二塁打。打球はフェンス最上部に当たり跳ね返っていた。幻の劇弾に終わり、試合は引き分けた。「惜しかったね」。ベンチ裏に戻って来た秋山監督もため息交じりに振り返るしかなかった。引き揚げて松田には「あと3センチだったな」と言葉をかけた。全身には疲労感も漂っていた。無理もない。名古屋、横浜と遠征を戦ったこの5試合中4試合が延長戦。5試合合計23時間15分は1試合平均4時間39分の長時間ゲーム。投手を延べ31人つぎ込みながら1勝2敗2分け。幸い2日は試合がないが登板過多となっている救援陣の疲労は心配だ。

 「ピッチャーはよく頑張っている。ただ、先取点2点を取られたのはいけない。(登板人数が増えるのは)どうしてもピッチャーのところで(代打が)入ってくるから」

 指揮官が頭を悩ます試合展開が続く。「何とも言いようがない。5試合で4回か…」。デーゲームにもかかわらず球場を後にしたのが午後8時を過ぎた秋山監督は「あー疲れた」と繰り返して帰りのタクシーに乗り込んだ。

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