慶大 早慶戦制し6季ぶりV 病床の竹内監督に届けた

[ 2014年6月2日 05:30 ]

<慶大・早大>竹内監督30のユニホームを手に江藤助監督を胴上げする慶大ナイン

東京六大学野球最終週最終日 慶大8―6早大

(5月31日 神宮)
 早慶2回戦が行われ、慶大が早大を8―6で下して連勝。勝ち点を4として、6季ぶり34度目の優勝を飾った。同点の6回2死から谷田成吾外野手(3年)が決勝アーチ。チーム一丸の勝利で、内臓疾患で療養中の竹内秀夫監督(59)に優勝を報告した。6月10日に開幕する全日本大学選手権(神宮ほか)はこの日で26地区の代表が出そろい、3年ぶり10度目出場の慶大は27年ぶりの日本一を目指す。

 自身が監督だった11年春以来の優勝インタビュー。江藤省三助監督の目に涙があふれた。病床の竹内監督について質問された時だ。「竹内さんは(私の下で)4年間助監督をやってくれた。今度は私が助ける番だと…」。後は言葉にならなかった。佐藤旭主将も「竹内監督に良い報告ができる」と目を赤くした。

 昨年12月、助監督から昇格したばかりの竹内監督が内臓疾患で入院。慶大付属校の総監督に就任していた江藤氏が急きょ助監督として代理を務めることになった。そんな中でナインは打撃強化を掲げ、たくましく成長した。この日も初回に4点を先制されたが、2回に打者11人で6点を奪い逆転。同点に追いつかれたが、6回に「高橋由伸2世」と期待される谷田が今季4号の勝ち越しソロを左翼席に叩き込んだ。

 打ち勝った。これまで各自に任されていたウエートトレーニングを習慣化し、リーグ戦中も必ず週1回実施。昨年は春秋通じて6本だった本塁打数は今春はチーム10発と飛躍的に増えた。谷田は「きょうのホームランも今までならフェンス直撃。“あと一伸び”が出た」と効果を口にした。

 前日の1回戦は、竹内監督の長男・惇(まこと・4年)が有原から値千金の逆転2ラン。その夜、父から「優勝決めろ」との激励メールが届き、この試合も7回にダメ押しの左翼線適時二塁打を放つなど3安打し、リーグ2位の打率・436をマークした。竹内監督は今週にも退院できる見込みだが、全日本選手権までは江藤助監督が指揮を執る。佐藤旭主将は「日本一を狙う」と宣言した。ナインの思いは同じ。もう一つの栄冠を届けることだ。

 ▼慶大・竹内秀夫監督 優勝おめでとう!病室のテレビで優勝の瞬間を見届けさせていただきました。佐藤主将を中心に全員が一丸となって戦った結果だと思います。そのチームを率いていただいた江藤監督には、心より深く感謝申し上げる次第です。

 ▼巨人・高橋由(98年卒)うれしいですね。きのうも気にしていました。きょうも逆転勝ちなの?凄いよね。良かったです。

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