マー君、8回1失点で今季8勝目!最後の最後に打線が援護

[ 2014年6月1日 05:48 ]

<ヤンキース・ツインズ>先発したヤンキース・田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース3―1ツインズ

(5月31日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中将大投手(25)が31日のツインズ戦に先発した。5月3日以来、約1カ月ぶりに本拠地での登板で、8回を4安打9奪三振1失点(自責0)と好投。同点のまま進んだ試合は8回にヤンキース打線が勝ち越し点を奪って勝利し、田中が今季8勝目を手にした。

 今季11試合目のマウンド。公式戦では初対戦となったツインズ相手に、我慢のピッチングが勝ち星に結びついた。

 初回、先頭ドジャーを三ゴロ失策で出すと、暴投と一ゴロで1死三塁に。3番・マウアーは空振り三振に仕留めて2死としたが、続くウィリンハムの詰まった打球が右前に落ち、1点を先制された。

 だが、最少失点で耐えた。3回、先頭ドジャーの右飛をソリアーノが落球。続くエスコバルの一塁への当たりはベースカバーに入った田中と走者の足がほぼ同時で、アウトの判定がチャレンジで覆って無死一、二塁。さらに暴投で二、三塁とピンチを背負ったが、マウアーを空振り三振、ウィリンハムを二飛、アレシアを見逃し三振とクリーンアップを封じ込めて、得点を許さなかった。

 そんな田中に打線の援護は4回、2死から7番・ソラルテの右越え6号ソロで同点に追いついた。その後はなかなか追加点は奪えなかったが、8回1死から中前打で出塁したエルズベリーが二盗、送球がセンターに抜ける間に三塁まで進んだ。続くロバーツが四球で一、三塁とし、マキャンの右翼線二塁打を放ち、ついに勝ち越しに成功。さらにジョンソンの適時内野安打でリードを2点に広げた。

 田中は4回以降1安打投球でツインズ打線を寄せ付けず、球数が106球に達した8回で降板。9回はロバートソンが締め、ヤンキースが接戦をものにした。田中は初黒星を喫した5月20日のカブス戦後、同25日のホワイトソックス戦に続いての連勝を飾った。

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