V6亜大強さの秘密 年々レベルが上がる“当たり前のプレー”

[ 2014年5月30日 12:53 ]

<国学院大・亜大>ウイニングボールを手に胴上げされる亜大・山崎

東都大学野球最終週最終日 亜大2―1国学院大

(5月29日 神宮)
 亜大が6季連続23度目の優勝を果たした。これだけ勝ち続けられる理由は何か。2年前に大阪桐蔭の主将として甲子園春夏連覇を達成した4番・水本は、強さの秘密について「当たり前のプレーを当たり前にやること。監督さんの考えを全員が理解して野球をやっていると思う」と話す。

 攻撃も守備も「手堅く」がテーマ。練習は実戦形式に時間を割くが、全員がバント練習をこなす。今季は13試合で45犠打を決めた。一方で、状況に応じて動くこともある。拓大1回戦では水本に送りバントのサインが出たが、三塁手のチャージを見て瞬時にバスターで三遊間を抜いた。「練習でやっているので」と、監督のサインを自らの判断で変更する点も徹底されている。

 この日の10回1死三塁。三塁走者の池知は、スクイズのサインに投球と同時にスタートを切ったが、相手捕手がウエストした動きを見て、急ターンで三塁へ戻った。その直後、長曽我部の決勝打が生まれた。「練習通りの当たり前のプレー」のレベルは、年々上がっている。

続きを表示

2014年5月30日のニュース