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上本 打率・343でトップも「意識するといいことない」

[ 2014年5月28日 05:30 ]

<神・ロ>7回、右前打を放つ上本

交流戦 阪神2―0ロッテ

(5月27日 甲子園)
 7回2死の第4打席、阪神・上本はカウント1ボール2ストライクから涌井が投じた外角への147キロに反応した。素直にバットを出してとらえた打球は右前へ。今季47本目の安打で打率・343とし、同・339の広島・エルドレッドを抜いてセ・リーグ1位に躍り出た。

 「それ(数字)は関係ないというか…。今まで(数字を)意識すると一度もいいことがなかったので。一日一日…というか、1打席1打席です。積み重ねですね」

 プロ入りしてから、謙虚な態度はいつの日も何ら変わらない。変化したのは、打撃だ。早大から08年ドラフト3位で入団した当初から守備力には定評があった。「守りの人」からの著しい成長。5回の第3打席でも左前打し、マルチ安打は2試合ぶり今季12度目だ。

 「(対戦の少ない相手には)積極的には行こうとは思っている」

 シンプルな考えが好調の要因の一つだ。この夜も好球必打に加えてコースに逆らわない打撃で左、右へと打球を運んだ。交流戦は6試合を消化して打率・375。対戦機会が少ないパ・リーグの投手相手にも好成績を記録する。5月3日には右手親指の末節骨を骨折し、戦線離脱。それでも早期復帰を果たして再びグラウンドに立ち続けている。苦境を乗り越えた猛虎のヒットマンは静かに獲物を狙っている。

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