痛い内川不在…ソフトB 打撃不振で中日戦連勝5で止まる

[ 2014年5月26日 08:45 ]

<中・ソ>強力打線が1得点に抑えられがックリの秋山監督

交流戦 ソフトバンク1―2中日

(5月25日 ナゴヤD)
 2年目左腕に7回までわずか2安打だったソフトバンク。8回、2死から細川が右中間フェンス直撃二塁打を放ち、中村の中前適時打で零封を逃れ、浜田をマウンドから引きずり降ろすのがやっと。12年の第3戦から続いていた中日戦の連勝は5でストップしてしまった。

 「打たないと、打たないと、打たないと点が入らんなぁ」。秋山監督は淡々とした表情でベンチから引き揚げてきたが、内川不在のチーム状況に話題が及んだ時に少し怒気を含んだ言葉に変わった。「それをカバーするのがチームやろ」

 右でん部付け根の痛みが再発した内川を欠くのは確かに痛い。ただ内川だけでなく打撃不振の本多もベンチを温めている今、今季最悪のチーム状態であることは確かだ。

 「浜田が適度に荒れていたというか、打者が絞り切れていなかった。初モノに対してボールを見すぎていた」。藤本打撃コーチは「積極的に打っていけ」の指示を実践できなかった各打者をタメ息交じりで振り返るしかなかった。

 交流戦連覇に向け、3連勝スタートしての連敗。リーグ戦首位のオリックスがDeNAに勝ったため、2・5ゲーム差に広がった。

 「きょうは打てなかった。内川不在は言い訳にはならない」。小川ヘッドコーチの言葉も秋山監督同様にチームへ奮起の裏返し。この苦境を乗り切らなければ、道は開けない。

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2014年5月26日のニュース