楽天ファン落胆も…初黒星のマー君にエール「また頑張って」

[ 2014年5月21日 13:49 ]

カブス戦に先発したヤンキース・田中

インターリーグ ヤンキース1―6カブス

(5月20日 シカゴ)
 「負けないマー君」についに土がついた。ヤンキースの田中将大投手(25)が昨シーズンまで在籍した東北楽天ゴールデンイーグルスのファンからは21日、落胆とともに励ましの声が上がった。

 楽天の本拠地「コボスタ宮城」近くにいたタクシー運転手二瓶弘一さん(50)は、日米を合わせたレギュラーシーズンの連勝が34で止まったという一報を聞き「ついにその日がきたか」とがっくり。球場で働く仙台市の木皿幸太さん(21)は「あれだけ勝っていればいつかは負ける。また次に頑張ってほしい」。仙台市の会社員佐藤百恵さん(40)は「東北のエースが世界のエースになったことには変わりない。米国でもこれだけ勝っていることがすごい」と活躍をたたえた。

 JR仙台駅構内にある楽天のショップを訪れていた仙台市青葉区の会社員富沢誠一さん(42)は「このままずるずる行かなければいいけど」と心配した様子。今季、低迷する楽天にも奮起を期待し、「マー君にはこれからも明るい話題を届けてほしい」と話した。

 兵庫県伊丹市出身の田中投手が小学1年で野球を始めた「昆陽里タイガース」の当時のコーチ白井良夫さん(53)は「今まで打線の援護があって勝ったときもあったし、仕方がない」と冷静に受け止めた。連勝ストップについて「本人は気にしていないと思う」とし、「またいいピッチングを積み重ねてチームを勝利に導いてほしい」と期待を込めた。

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