菊池 セドン討ち任せろ!初球打ちで2ラン&二塁打

[ 2014年5月18日 18:13 ]

<巨・広>1回無死一塁、左中間に先制2ランを放つ菊池

セ・リーグ 広島10―3巨人

(5月18日 東京D)
 広島が前回完膚なきまでにやられた巨人・セドンを攻略して完勝。前回3安打を放ち唯一タイミングの合っていた菊池の積極打法で打ち崩した。

 初回、先頭の梵が中前打で出塁。「バントの場面だけど、打てのサインが出たので思い切っていった」と菊池が初球の直球を振り抜き左翼席へ先制の2点弾。強行策をとった野村監督も「(菊池の)相性の良さで打たせたんですけど、期待にしっかり応えてくれたと思います」と納得顔だった。

 3点を奪った3回にも菊池は初球打ちで左中間を破る二塁打。この回でセドンをKOし、前回登板から通算で対戦成績は6打数5安打となった。この3連戦で菊池は2本塁打を含む6安打4打点と打棒が爆発する一方で、犠打も2個決めている。「2番なので何とか仕事ができたらいいかなと。サインに忠実にやっているだけなので」とこともなげに振り返った。

 昨季二塁手の補殺日本記録を更新した守備でもこの日4つの二ゴロを処理し、ゲームセットとなった9回の三ゴロ併殺打も二塁で送球を受け鋭いターンで一塁送球。驚異的な守備範囲に確実性も加わってきているが、ヒーローインタビューでどんな気持ちで守備についているか問われると「どんな気持ちって言われても普通です」とさらりと答え、左翼スタンドの広島ファンを沸かせた。

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2014年5月18日のニュース