岸 チーム救う完封、風生かして変化球決まった 称える伊原監督

[ 2014年5月17日 20:23 ]

<楽・西>力投を続ける岸は完封勝利を収める

パ・リーグ 西武7―0楽天

(5月17日 秋田)
 4連敗していた苦境のチームをエースが救った。西武の岸がノーヒットノーランに続く今月2度目の完封で4勝目を挙げた。無四球に加え、3つの併殺を奪う効率的な投球に「風がいい感じだった。カーブもチェンジアップも曲がった」と端正な顔を緩めた。

 得点圏に走者を背負ったのは4回の1度だけ。2本の安打で1死一、三塁とされてジョーンズを迎えたが「ホームランだけは打たれたくなかった。甘く入らないように気を付けた」と力のある直球を低めに決めて遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 伊原監督は「いつもの岸らしい投球」と目を細めた。自身4連勝で防御率は1・81とした。「チームが勝って、自分に勝ちが付いて最高の形」と自らをたたえた。

 ▼西武・清川投手コーチ(岸に)「自分の打ち取り方が見えていた。涼しい顔して投げていた」

 ▼岡田(新人捕手は9回に代走でプロ初出場)「自分が一番びっくりした。出る機会をもらえてありがたい」

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2014年5月17日のニュース