“6度目の正直”大野 初勝利に「無心で投げた」7回無四球2失点

[ 2014年5月14日 22:02 ]

<D・中>高橋聡(手前)からウイニングボールを受け取った大野

セ・リーグ 中日7―2DeNA

(5月14日 横浜)
 6度目の先発、開幕1カ月半でようやく中日・大野が初勝利を手にした。4月26日のヤクルト戦(神宮)では1回KO、2軍で再調整してこの日出場選手登録されて結果を出した。

 初回に4点をもらっての立ち上がり、3回まで走者を許さない完璧な投球で滑り出した。大野は「無心で投げた。課題の立ち上がりは意識しすぎないようにした」と、これまでの5度の先発で失点が4度あった初回を乗り切って本来の大胆さがよみがえった。結局7回を無四球、2失点に抑えてみせた。

 昨年は4位に沈むチームの中でフル回転して初の2桁10勝を挙げ、今季は左のエースとして開幕投手候補にも名前が挙がった。シーズンに入ると一転、結果が出ずもがくことになった。2軍でリセットしての快投に「続けていかないと(意味がない)。次のことを考えている。バシバシやっていく」と巻き返しへの意気込みを示した。交流戦に向け頼もしい左腕が帰ってきた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年5月14日のニュース