松田 9万5000号記念球「バックスクリーンにあげた」

[ 2014年5月14日 05:30 ]

<ロ・ソ>プロ野球9万5000号が決勝弾を放った松田はスタンドに手を振る

パ・リーグ ソフトバンク2―0ロッテ

(5月13日 QVCマリン)
 記録にも残る、値千金の一発だった。ソフトバンク・松田は2回、3ボールから1球見送った後の直球を、バックスクリーンへ2試合連発の11号2ランを叩き込んだ。プロ野球通算9万5000号のメモリアル弾。11日の西武戦(ヤフオクドーム)の第1打席は3ボールから打ちにいって凡打しており「(3ボールから)1球我慢した」と振り返った。

 このところ効果的なアーチが続く。11日の10号は1―1からの勝ち越し3ラン。4日楽天戦(コボスタ)の先制9号ソロも、両チームで唯一の得点となった。常々口にする「勝利に貢献」を有言実行している。

 この日は本塁打を含む3安打で、5月の月間打率は・421となった。「前を打つ打者がかなり調子いい。追い越したいではなく、離されたくないという思いでいる」。4月半ばまで不調だった6番打者の打棒を押し上げた一因は、強力中軸に置いていかれたくない「危機感」だった。記念球の行方を尋ねられると「バックスクリーンにあげました」。松田らしい歯切れのいい答えが、全てを物語っていた。

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