慶大 逆転サヨナラで5連勝 9回執念4連打

[ 2014年5月11日 05:30 ]

<慶大・法大>9回2死二、三塁、慶大・竹内惇(右)の二ゴロが失策を誘いサヨナラ勝ち

東京六大学野球第5週第1日 慶大3―2法大

(5月10日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。慶大は1点を追う9回に横尾俊建内野手(3年)の右越え適時二塁打など4安打を集中し、法大に3―2で逆転サヨナラ勝ち。開幕から引き分けを挟んで5連勝を飾った。立大はエース右腕の沢田圭佑投手(2年)が東大相手に6回まで完全投球を見せるなど、2安打完封で自身今季初勝利。東大はリーグワースト記録を更新する73連敗を喫した。

 慶大は9回に4連打などで執念のサヨナラ勝ち。最後は2死二、三塁から内臓疾患で入院中の竹内秀夫監督の長男・惇(まこと)が放った二塁ゴロが敵失を誘って決着し「三振だけはしないように、そぉーと打ちました」と笑顔を見せた。前日に父を見舞い「ちょっとは褒めてくれた」と力に変えた。9回に同点の右越え適時二塁打を放つなど逆方向に2本の長打を放った4番・横尾は「うまく風に乗ってくれた。まぐれです」と照れ笑い。引き分けを挟んで5連勝を飾り、江藤省三助監督は「どんだけやっても野球は怖い」とナインを頼もしげに見つめていた。

 ▼法大・神長英一監督(逆転サヨナラ負けに)力がないということ。追加点を取らないといけなかった。

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2014年5月11日のニュース