原監督「惨事」ブルペン電話故障…ピンチ招いた西村は2軍降格濃厚

[ 2014年5月10日 08:29 ]

<神・巨>7回、杉永球審(右)に投手交代を告げる原監督。電話が通じずご機嫌ななめ?

セ・リーグ 巨人4-2阪神

(5月9日 甲子園)
 電話が故障するアクシデントが起きても接戦を制した。3点リードの7回に巨人2番手の西村が1点を返され、なお1死一、二塁の場面。原監督は久保への交代を決断したが、三塁ベンチと左翼のブルペンを結ぶ内線電話が不調で伝達できず、橋上打撃コーチがブルペンまで猛ダッシュして伝えた。

 久保は連続三振でピンチを切り抜けたが、原監督は「準備はできていたが、電話がつながらないんだよ。ご機嫌が悪かったみたいでね。返す返すもこれ以上の惨事はありません」と苦笑い。橋上コーチも「ビックリしたよ」と汗を拭った。

 前日のDeNA戦(東京ドーム)ではウエストのサインを見落としストライクを投げ、同点打を浴びた久保は汚名返上に「いい場面で投げさせてもらえて意気に感じて投げた」と語った。原監督は8回、4番ゴメスから始まる打順で守護神マシソンを投入し、9回は左腕の山口を起用して今季初セーブ。不調の西村は2軍降格が濃厚となったが、今後も臨機応変な中継ぎ起用で逃げ切る。

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