能見　息切れ７回４失点降板　５回２死まで完全投球も

＜神・巨＞７回１死二、三塁、ピンチを迎えてマウンド上の能見（右から３人目）の元に集まる阪神ナイン

セ・リーグ 阪神２－４巨人

（5月9日 甲子園）
　阪神先発の能見は終盤に巨人打線につかまり７回４失点で無念の降板。チームの連敗を止めることはできなかった。

　「（７回は）先頭の四球やからね…」。左腕が悔いたのは同点の７回、先頭の阿部に与えた四球だった。１死後、ロペスに左翼線二塁打を許し二、三塁。敬遠策も考えられた中で勝負した長野に左前打され決勝点を奪われた。「（長野との）勝負は勝負やから」。その後、井端に適時内野安打を許すなど、この回３失点と一気に崩れた。

　５回２死からロペスに右前打されるまで完全投球。球団投手では８５年のゲイル以来となる巨人戦２試合連続完封勝利に向け歩を進めていたが、前半にとばした分、後半に息切れした。自身４連勝の後の連敗で今季３敗目も、リベンジの機会はまだまだ残されている。