菅野 5勝でプロ初タイトル 「感謝」月間MVP受賞

[ 2014年5月10日 05:30 ]

月間MVPを受賞し笑顔の菅野

 セ、パ両リーグは9日、3、4月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは巨人の菅野智之投手(24)と広島のブラッド・エルドレッド内野手(33)、パはともにオリックスで西勇輝投手(23)とウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)がいずれも初受賞した。全4選手が初受賞となるのは05年6月以来。オリックス勢の同時受賞は9度目でリーグ最多となった。

 プロ初タイトルとなった月間MVPの受賞会見。菅野は「素直にうれしい気持ちはありますけど、僕の力だけでは獲れなかった。チームメートや、トレーナーの方たちに感謝の気持ちがあります」と振り返った。

 2年目で初の開幕投手を務め、無傷の5勝を挙げた。2試合連続完投を含め登板した6試合全てで7回以上を投げ、投球回はリーグトップの47回2/3に上り「平均して長い回を投げられている」と手応えを口にした。先発陣の柱として「マウンドでのたたずまいが、チームに与える影響は計り知れない」と自覚も増し、5日の中日戦(ナゴヤドーム)では祖父の原貢氏が心筋梗塞で倒れ、苦しい精神状態でも無傷の6勝目をマーク。リーグ3連覇に向けて「何度も受賞できるような活躍をしてチームに貢献していくことが大事」と連続受賞を誓った。

 ▼広島・エルドレッド 非常に素晴らしい成績だと思う。(来日)3年目で相手投手の癖が分かってきた。

 ▼オリックス・西 率直にうれしい。オフから頑張ってきた結果が出たのかな。チームのためにとマウンドに上がっている。

 ▼オリックス・ペーニャ チームがいい戦いをできたことが、うれしい。打席の中でしっかり我慢して、いいボールだけ打てている。

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2014年5月10日のニュース