宮内氏 球団オーナー続投 親会社経営第一線からは退く

[ 2014年5月9日 05:30 ]

 オリックスは8日、会長兼グループ最高経営責任者(CEO)の宮内義彦氏(78)が6月24日の株主総会後に退任すると正式に発表した。

 宮内氏は取締役も退き、経営の第一線から外れる。ことし1月に社長兼グループ共同CEOに就いた井上亮氏(61)が単独でグループCEOを務め、会長は空席とする。新設の「シニア・チェアマン」に就き、経営陣への助言を担う。

 オリックス・バファローズの球団オーナーは続ける宮内氏は球団の持つ公共性を強調し「スポーツを通じて会社のイメージを上げてくれさえすれば十分」と話した。

 ヤンキースでプレーするイチロー外野手らを擁して1996年に日本一に輝いて以来、リーグ優勝から遠ざかっている。今季は開幕から首位を争う好調なチームに「今年は何とかもう少し頑張ってほしい。出足がいいのでうまくいくのではないか。ちょっと甘いかな」と期待していた。 

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