京大 優勝も夢じゃない!23季ぶり勝ち点で4位浮上

[ 2014年5月8日 05:30 ]

23季ぶりの勝ち点を挙げた京大ナイン(右から3人目は今秋ドラフト候補の田中) 

関西学生野球第5節最終日 京大3―0同大

(5月7日 甲子園)
 3回戦2試合が行われ、京大が3―0で同大に勝って2勝1敗とし、2002年秋の立命大戦以来23季ぶりの勝ち点を挙げた。昨季まで26季連続最下位の京大は冨田真吾投手(4年)が5安打完封でリーグ戦初勝利を挙げた。同大からの勝ち点は1982年の新リーグ発足後初めてとなった。

 マウンドで右手を上げた冨田に向かって、京大ナインが駆けた。エースがいなくても勝利を手にした。立役者の右腕は「気持ちいい。きょうは浮かれます」。これまで勝ち点にリーチをかけた試合は22連敗中だったが、23度目の挑戦でついに壁を破った。

 甲子園経験者がスタメンに5人並ぶ同大を手玉に取った。前半はスライダー主体、後半はカットボールを駆使して目先を変えた。リーグ戦未勝利だった4年生が5安打で完封。「実は田中が勝つたびに悔しかった。それを晴らす。そんな気持ちでやってきたから」と胸を張った。

 今季早くも3勝を稼ぐ大黒柱の田中英祐(4年)は最速147キロ右腕。今秋ドラフト候補にも名前が挙がっており、京大初のプロ野球選手誕生の期待も膨らむ逸材だ。2年生だった12年春にチームの連敗を60で止める完封勝利。同年秋からチーム8勝のうち6勝を稼いだ。

 東京六大学リーグでは東大が72連敗と連敗地獄から抜け出せないが、京大は関西学院大や近畿大からも白星を奪った。チームメートに刺激を与える存在の田中はベンチで勝利を見届け「みんなで京大の歴史を変えたいと思ってやってきた。一緒に4年間やってきた仲間が勝って、自分のことのようにうれしい」と笑顔を見せた。

 京大の過去最高位は5位だが、第5節を終え、4位に浮上。残り2カードで00年秋以来の勝ち点2も見えてきた。そればかりか、4連勝が前提になるが、優勝の可能性も残る。田中は「一番上も見えてくる。そこを目指してやっていきたい」と言い切った。27季ぶりの最下位脱出だけに終わらない快進撃。東大をよそに、西の最難関大学は元気いっぱいだ。

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