石川 今季7試合目の初勝利 ヤク33試合目の初完封

[ 2014年5月8日 05:30 ]

<ヤ・広>2年ぶり完封勝利のヤクルト・石川はつば九郎と話ながらボールにサイン

セ・リーグ ヤクルト6―0広島 

(5月7日 神宮)
 難産の末に、大きな喜びが待ち受けていた。ヤクルト・石川が今季7試合目の登板でつかんだ初勝利は、12年5月1日・DeNA戦(横浜)以来、自身2年ぶりの完封。チームでも今季33試合目で初の完封となった。

 「いやー、良かったです」。試合後の第一声に思わず本音がこぼれた。

 開幕から3連敗。防御率6・40とふがいない投球が続いた。原因は慎重になり過ぎていたこと。内角を突きながらボールが先行してカウントを不利にすると、外角の球を痛打された。そのため「この辺に行ってくれたらいいや」という大胆さをテーマに思いきり腕を振った。その結果、切れのある内角のストライク球に、広島の右打者が腰を引く場面も目立った。内角を意識付けさせたことで、決め球のシンカーも生きた。6回2死二、三塁では丸を狙い通りに遊ゴロに仕留めた。

 外野スタンドの「石川シート」には野球チームの仲間と声援を送る長男・大耀くん(9)の姿があった。開幕から6試合勝ちがなく、石川は「あまり触れないようにしていたみたいです」と家族の思いを痛いほど感じていた。「こどもの日」は過ぎたが、どうしても届けたかった勝利。戦いを終えた左腕は「少しは格好いい姿を見せられたかなと思う」と優しいパパの顔をのぞかせた。

 4月は9連敗も味わったチームだが、5月に入って4勝2敗は巨人と並ぶリーグ首位。チームを今季初の3連勝に導き、お立ち台で「ライアン(小川)が戻ってくるまで今のメンバーで頑張ります」と声を張り上げた。34歳のベテラン左腕に攻めの姿勢と笑顔が戻った。

 ▼ヤクルト小川監督 きょうは全て良かった。何も言うことはありません。

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