オリックス今季初の3連敗…森脇監督 打線組み替えを示唆

[ 2014年5月4日 05:30 ]

パ・リーグ オリックス2-8日本ハム

(5月3日 札幌D)
 完敗だった。オリックスは先発ディクソンの乱調もあったが、よどんだ流れを最後まで吹き飛ばせなかった。

 日本ハムと1本しか変わらない10安打を放ちながらも逆転負け。今季初の3連敗となり、森脇監督は「心と体の動きが止まっている選手がいる。あすからは動いている人を使っていく」と打線組み替えを示唆した。

 問題はペーニャだ。4月29日のソフトバンク戦から、これで5試合連続無安打。現在、22打席も快音から遠ざかっており、10本塁打23打点と暴れまくった4月までの好調さはない。本塁打数も、あっさりと楽天のジョーンズに抜かれる大ブレーキだ。

 試合前には福良ヘッドコーチと改善点を話し合ったが、結果は出なかった。さらにこの日から「ペーニャ8」と書かれた手袋を使用。「(21本塁打を放った)ソフトバンク1年目に使っていたものだよ。きょうは打てる。大丈夫」と話していたが、無安打に終わった試合後は「質問はあす受け付けるよ。あすは大丈夫」と口が重く、表情も固かった。

 長内打撃コーチは「特別悪い感じはない。1本出れば変わる」と説明するが、3番糸井がこの日も2二塁打など3安打猛打賞と当たっているだけに、4番の不調がより顕著になった。ソフトバンクが敗れたため首位は守ったが、4月としては球団新記録の18勝をマークしただけに少し気になる停滞。4日に、大谷から5月初勝利を挙げられるか。岐路となりそうな一戦を迎える。

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2014年5月4日のニュース