阿部 29戦目今季初タイムリー!巨人今季最多の貯金7

[ 2014年5月4日 05:30 ]

<中・巨>1回2死満塁、先制の左適時二塁打を放つ阿部

セ・リーグ 巨人9-5中日

(5月3日 ナゴヤD)
 巨人は3日、中日に9―5で快勝し、9連戦の初戦を飾った。初回2死満塁で主将の阿部慎之助捕手(35)が、左翼線に今季初タイムリーとなる二塁打を放って2点を先制。この回大量6点を奪うなど打線が活性化した。先発の大竹寛投手(30)は初回に5点を失うも2回以降は立ち直って7回6安打5失点で今季4勝目。得点圏で不振だった阿部の活躍でチームは貯金を今季最多の7に伸ばし、2位に浮上した。

 今季29試合目。ついに主将のバットから初タイムリーが飛び出した。初回2死満塁。阿部は岡田の高め133キロのシュートを左翼線へ運び、先制の2得点を叩き出した。

 「2死からみんながつないだチャンスだったので僕も続いていければと思った。(初適時打は)遅すぎるけどね。何試合かかってんだよ」。吐き捨てるように言葉を並べたが、表情の奥底には安ど感がにじんでいた。

 この一打が打線爆発の号砲だった。続くロペスが四球を選び、再び2死満塁。ここから橋本、大竹、片岡が3者連続適時打を放ち、この回一挙6得点。岡田を3回8失点でKOし、一気に試合を決めた。

 阿部は試合前まで得点圏で17打数1安打、打率・059。勝負強さは影を潜め、原監督も前日、阿部について「(今の存在感は)小さなおむすび」と表現するなど、厳しい言葉で奮起を促した。この日は4回に右翼フェンス直撃の安打を放ち、4月17日のヤクルト戦(神宮)以来となるマルチ安打と打点をマーク。指揮官の愛のムチに応えた。

 1日のヤクルト戦(東京ドーム)で開幕前に痛めた首痛を再発。試合後に患部に注射治療を施した。首への負担を減らすため、4月25日の広島戦(マツダ)からヘルメットとマスクが分かれ、従来の一体型より約300グラム軽いマスクを着用。だが、この日は従来の一体型に戻した。「大丈夫だから試合に出させてもらっている」。チームの勝利を優先し、より集中できる用具で臨んだ。

 指揮官は「やっぱり村田、阿部、ロペスあたりがつながるとビッグイニングになる。これ(阿部の初適時打)はしっかりと呼び水になるでしょう」と笑顔でうなずいた。打撃で復調の兆しを見せた阿部だが、6点を先制した直後の初回に5失点した大竹のリードについて「ダメだね。うまく操縦してあげないといけない」と反省も忘れなかった。

 9連戦の初戦を飾り、貯金は今季最多の7。阿部は「9連戦は長いですけど、一戦必勝で頑張っていきます」と自身を鼓舞した。チームの大黒柱が、ゴールデンウイークで本来の輝きを取り戻す。

 ≪阿部が打点記録すれば全勝≫阿部(巨)が初回に先制の2点適時二塁打を放った。前日までは走者得点圏で17打数1安打(打率・059)と大不振。打点は押し出し四球と犠飛で挙げた2点だけだった。適時安打は今季初めてで、昨年10月3日ヤクルト戦の1打席目に放って以来105打席ぶりだ。もっとも、V打はリーグ最多の4度目。今季は8打点と少ないが、阿部が打点を記録すればチームは5戦全勝とやはり頼りになる。

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